自立棟で

今日は、自立棟のリーダーでした。日勤です。まあ、その他、よろず連絡係のようなもんです。リーダーってそんなもん。

それはさておき。
ケア計画書ってあるんですよ。この方に、この施設に来てもらったからにはどんなサービスを望んでおられるかって事ですね。

認知症激しい人は自己表現できない人が多いので、職員や、ご家族が、一生懸命考えて、ケアマネージャーが作ります。

自立さんは、2種類居られて、完全に身体障害のみの方と、多少認知にも怪しいところが出始めた方。
あ、あと、いわゆる精神さん がなぜか居ますね。
老人性の精神さんですと、老人性鬱病とか病名が付くので、施設入所が出来る。


ある男性おふたりの話です。

Aさんは、気難しいです。障害者特有の自尊心が高い。身体は動かないところが多いんですよ。なので、リハビリのご注文がある。

Bさんは、脊椎損傷です。ほぼ下半身麻痺、不随です。

おふたりとも、いつも、ご自分の生活が出来ておられて、手が掛からない人かなあ?と思っていたら、身体が不具合なんだから、職員に手伝ってもらって、リハビリして、できれば立って歩いて、自宅に帰りたいんですね。

やっと最近気づいた。
自分からは申し出てこないし、自力で体操とかされて、それでよいのかな?と思ってたら、それは違うらしい。

で、今日は、リハビリ士に教えてもらったやり方で、完全じゃないだろうけれど、リハビリを提供しました。
聞くと、来る職員決まってて、来ない人は絶対に来ない と言っておられました。

男性利用者だし、身体も大きい(背が高い)ので、女性職員さんの筋力では難しい面もあるんだけど。

まあ、男の職員が入ったときにやれば良いかな?と思って、色々教えてもらって、(ご本人に)やってみました。

素人ですが、全然知らないわけではなくて、一応多少は経験的に知ってますから、何とかリハビリの補助的なものは出来ます。

これからは、その方達のリハビリもやって行きたいと思いましたわ。

色々ご自分がなった病について、教えてくれて、大変勉強になったし。

利用者と職員もしくは施設は対等な関係だからね。
必要なサービスは多すぎて、全部は出来ないけど、出来る限りやっていこうと持った。

Bさんは夢がある。
体についての夢です。
実現不能なことだろうと思うけど、本人が、小さな望みを掛けて取り組んでおられるなら、こちらもサービスは提供すべきでしょう。「どうせ、二度と立てない」のは、本人が一番よく知ってます。

片足、杖でよいから、何とかトイレまで行って、立位で用足しが出来るようになりたい と言う方もあってね。
無理そうなんだけど、リハビリすると、進行が遅くなる事は確実だから、一緒にがんばって行きたいなぁ。