支援方法って、難しいですよね。


Sさんと言うご利用者がいてね。私が担当している90歳の女性です。要介護度が3から2になった。

本当は喜ぶ事だし、在宅への道はずっと模索しています。

Sさんは、私に対して特別な思い入れがあるみたいなの。私の名前は覚えていません。「いつもお世話になってる人」としか覚えてません。短期的な良い記憶は続くけれど、長期の記憶、特に最近の事の長期的な記憶は続かない。日常生活の行動はほとんど全部出来るけれど、助言者が必要。

自分ひとりでは生活できないけれど、支援者が居れば、生活できると言う様子だから、在宅が事情で難しければ、GHならいけるとは思う。

でね。
考え込んでいるのは、彼女は私が居ると安心する。夜、パジャマを着せたりすると、(大体着られるけど、パジャマを上だけ着て、下はそのままとか、ズボンの上にパジャマはいちゃう とかはある)なついてくるわけです。抱きつきこそしないけど、まあ、そんな感じです。私と言う人間が居る事で、彼女は安心して施設で生活している。
私も彼女の節目節目には、何らかのアプローチをするようにはしています。

最近、こんな事が在った。
散髪しようと言う事になってさ。自分で床屋に行きたいと意思表示が出来る感じじゃないの。髪の毛って、どのくらい伸びたのか、自分じゃ分からないよね。鏡はあるけど、それ程熱心に見ている様子も無いし。

だから、家族に了解を貰って、時々、こちらでセッティングします。それで本人さんに声を掛けるんです。
「Sさん、今度パーマ屋さんが来るんだけど、頭、刈る?」とか聞く訳です。「そうねぇ。しばらく行って無いから、行きたいなぁ。」「久しぶりに顔も剃ってもらう?」「全部やってもらおう!」なんて会話をして、理髪名簿に予約しておく。
2〜3日前から「パーマ屋さんが来るから行こうね」と言い続けておいても、忘れちゃうんだけど、当日は朝から2回も3回も言っておく。

本当は、Sさんは一緒にパーマ屋さんに私に行って欲しそうなんだけど、それは出来ないんで、(シフトで私にも仕事がありますから。)時々理髪室を覗いて、「Sさん、終りました?」と聞いて、終っていたら、別の仕事をしていても、とにかくSさんの所に行く。

「Sさん、頭、やってもらった?お!綺麗になったじゃん!」とかやります。「あたし、お金払っていないよ。どうしよう」とか必ず言いますから、「○○さん(息子の名前)から、この間、私が預かっておいたから、今、払ってきたよー。」「○○さん、優しいね」とか言う。

そんな感じで、Sさんは、まあまあ元気に楽しそうに生活してくれているんだけど、もしも、担当者が変わったら、途方にくれてしまうんじゃないか?と思うことがある。

家族の意向は、二度と家には戻さない と言うものです。一生施設で暮らして欲しいと言っている。
それが理想的な親への介護方針かどうか と言うのは、私はわからない。その家庭にはその家庭なりの何十年が在る。現在現役の家族の生活がある。
プロの居る施設なら、Sさんは楽しく生活できるけれど、プロが居ない自宅に戻って、家族がプロを上手に使って、在宅生活に支障が出ないように、セッティングできるかどうか、それを支える在宅のケアマネが居るかどうか、分からない。

だから、今、うちの施設に居る間は、オッケーなんだけど、「どんな支援者が入っても、Sさんが幸せに、楽しく、人生に意義を感じて生きていけて、最後は自宅で看取られていく」事を保障するには、どうしたら良いか、現在がうまく行っているからこそ、結構真剣に悩みます。

Sさんの家族は認知症とか、介護とか、福祉とか、在宅支援とか、そういうものにほとんど関心が無い。親が大事じゃない訳じゃないけれど、知らないし、分からないんです。認知に障害がある親に、丁寧に説明してみたり、だましてみたり、ごく当たり前の普通の家庭です。

90歳にしてはSさんは70歳に見えるくらい若いし、活気もある。認知の障害はあるけれど、日常生活に支障があったり、人に迷惑を掛けるような行動はない。

プロなんだから、何とかしたいと思うけれど、私の親の人生じゃないし、私の親だとしても、その人生を私が決める事は出来ないしね。

Posted by ftm_akira_t at 15:02 |Comments(0) |TrackBack(0) | 日記
介護屋はプロだ
介護屋と言う仕事をしている訳ですが、介護現場には介護の仕事だけがあるんじゃないですよね。

良く私は思うんだけど、看護と介護、支援と介助、は違うのね。看護とそれ以外が違うのは、結構浸透しているかもしれないけれど、支援、介助、介護も違います。

看護と介護が違うのは、看護は医療的な視点からのみ見た場合ね。
介護と言うのは、生活全般を見た場合。

介助と言うのは、本人さんに主導権がある場合です。本人さんが判断はする。実現手段が無いので、我々が手足になる と言う事で、こういう時の我々の役目は盲導犬のようなもんです。

介護と言うのは、本人さんの生活やら、なんやらの向上の為に、本人さんの希望に沿うようなものを、家族とか、介護者が、知恵を出し合って、方法を考えて、実現すると言う事です。

支援と言うのは、もっと広い意味で、後方支援もあるし、付き添いも在るし、本人さんに判断力が欠けていると言うような時は、失敗から学んでもらうようなアプローチも視野に入れての話。

で。

介護現場には、看護屋と介護屋が大抵一緒に居ます。一緒くたに仕事してる。
看護屋は、「私は医療の専門家。なんと言っても看護士なんだから。素人(この場合は介護職のこと)とは違うわ。」と思って仕事してる。現実に、処方箋の管理は、介護職には出来ないし、点滴も注射も出来ない。厳密に言えば、絆創膏も貼れないし、湿布も貼れない。浮腫んでいるからと、足を揉み解してあげる事も出来ない。痰の吸引も出来ないし、救急救命措置の装置も使えない。

だから、看護士の方がえらいかと言うと、それは違う。違うんだけど、看護士はそう思っていないんだな。

日常生活支援 と言う言葉を知っていますか?
支援費の上の点数計算上の区分なんだけど、昔で言うところの、複合 みたいな奴ですわ。
点数が低い。簡単なことだ と言う認識が国に在るんだろうと思う。

実は、こういう日常生活支援的なことが一番難しいんだ。本人さんが、認知に障害が無い場合、説得する と言う手段をごり押しする人がある。大抵看護職か、看護職のほうが偉いと思っている介護屋だ。

私ね。またまた、怒鳴られたんですよ。しかも、准看護士のばーさんに。

服薬管理をしなかったと言って、凄い勢いで怒鳴られた。外科の看護士30年やったと言う准看護士のばーさんにですが。

睡眠薬ありますわな?
今は純粋な睡眠薬は滅多に無い。普通の不眠の人が自分が欲しくて処方してもらうのは、睡眠導入剤がほとんどです。
その睡眠導入剤を、服薬確認しなかったから、本人が飲まずに翌朝持ってきた と言う事で、大いに怒鳴られた。

まず。

私を怒鳴ると言う事は、自分がえらいと思っているからです。つまり、看護士の方が薬に関しては偉いと言う事だ。

睡眠薬は寝る前に飲むよね?昼間飲まないよね?
自立棟でも、認知に障害がかなり出ている人はいる。ボーダーさんと言うか、そんな感じ。なんで自立棟に居られるかと言うと、日常生活にそれ程支障が無いから。迷惑行動をしないから。
勿論、それな施設と言う監獄の中に居るから、しないのであって、自宅に居たら、危なくて置いて置けないから、施設に入れているのだけれど。

ある私が担当する利用者さんに、昨夜(私、夜勤でした。)「あとで飲むわ」と言われて、睡眠薬を渡しました。その場で飲むのを目で見ていなかった。
そしたら、「飲まなくても寝られたから」と今朝、看護婦宛に持ってきた。
正確には、准看護士あてに持ってきた。

で、私が怒鳴られた と言う訳です。

誰でも彼でも、薬の袋を渡して知らん顔 と言う事ではない。その人がある程度出来ると思うから、その場で飲まなければ渡してる。
そこには、介護職としての私の判断と責任があるわけですよ。

勿論、失敗するかもしれないよ。失敗したらまずいけど、もし失敗したとしたら、私のこの判断の責任を私が取れば良い訳でしょう?
救急救命措置をしようと言うんじゃないんだ。
毎日のんべんだらりと飲んでいる睡眠導入剤を飲むかどうかの話だから。

准看護士のばーさんいわく。
服薬確認の意味をがんがん怒鳴る。
間違いがあったら、どうするのか、と怒鳴る。
まあ、それはそれでよいから、「すみませんでした。この施設ではそう言うことであれば、全員無理にでもその場で飲ませるか、拒否したと記録して、取り上げるようにします」と言いましたけど、それって、どうなの?

睡眠導入剤は、溜め込んで50錠飲んだとしても、死ねない様にできている。
誤薬と言う言葉があるけれど、「もし溜め込んで、何となく5錠10錠溜め込んでいっぺんに飲んだら、それは誤薬になって、裁判になったら、こっちが負けるのよ!」と言う。

まあ、負けるかもしれないね。

統合失調の治療薬を本人に任せたら、偉い事になるのは当たり前。だまそうが、何しようが、飲ませなければ駄目。
これを本人管理にするのは間違っている。

認知症激しくて、意思を表現できない人に「後で飲むんですよ。」と説得して、薬の袋を置いてくる馬鹿は居ない。
そうじゃないんだ。

その利用者さんは、確かに認知に障害がある。でも、今、自分が飲む薬が睡眠薬だと言う事は知っている。精神さんじゃないから、溜め込んでおいて、あとで、まとめて飲む事を楽しみに隠す実益が無いからそれは、やらない。絶対にやらない。

ところが。
認知障害なんだから、何をするか分からない。例え、全く認知に障害が無い人だとしても、飲みましたか?と確認しなくちゃいけない。」とかなんとか、怒鳴ってる。

聞けばいいの?
「飲みました」って嘘をついて、飲まずに居る認知に全く障害のない人、居ない?

服薬確認 の意味が違うのさ。
だから、私は怒ってる。
「裁判になったときに、訴えられないかどうか。誤薬事故として、書類に残す羽目になるかどうか。棟フロアの誤薬件数が1件増えるかどうか」の話をしているような気がして仕方が無い。

看護士がそれを気にするのは分かる。
介護屋の専門性はどこに行ったの?

介護屋が、あえて、多少認知に障害がある人に何か判断が出来るかどうかちょっと怪しいものを渡すのには、意味がある。
日常生活行動の保全です。
自分で判断して、それを的確に伝えられるかどうか。
一貫した行動が取れるかどうか。
それを見てる。
私はその人にはそれがまだ出来る状態だと思っているから、睡眠薬なら、渡すのよ。
だけど、高血圧の薬は渡さない。
高血圧の薬は、本人に判断されたら、生命に関わるから。

精神薬も色々在る。
睡眠導入剤くらいで、ぐちゃぐちゃ言うな。

何より腹が立つのは、「どうせ、介護は薬の事なんか知らないから、ほいほい考えもなしに適当に渡してサボっているんだろう」としか思っていないこと。
介護屋の中にも、同じ様な考えの奴が居て、「薬は服薬確認しないのは、駄目に決まってるじゃないか?」とかいう奴が居る。

こうして、どんどん、出来ない事が増えていくんだ。毎日やっている事は、認知に障害が出ていようがどうなろうが、保てるものがあるんだよ。
勿論、それは、薬の管理だけじゃないよ。
上げ膳据え膳がサービスじゃない。
転ぶから、車椅子から立ち上がらせない と言うのと同じ。

介護屋は資格があろうと、なかろうと、実際に支援、介助、介護の区別を的確に判断して、自分の責任で、対象の利用者にどれだけ能力保全が出来るか、が全てだ。その視点からやってることを、素人扱いするな。

ちょっと追求したら、「あんたの判断では出来るかもしれないけど、ここでは、服薬確認は必須とマニュアルに書いてある。あんたの仕事をしてきた場所ではそういうやり方だったかもしれないけれど、ここではそのやり方は駄目だと言う事になっているから、だめだ。」とか言うしね。

結局、自分のケツが拭けないから、事故になった時に、どうやって、自分を守るか、責任追及されないか ばっかりを考えている。そういう奴は、介護現場で、看護の仕事するな。

こっちで全部お膳立てして、正しい方向に本人さんを無理やりにでも引っ張っていくのは本当は簡単なんだ。ぎりぎりのところで、本人さんに判断をさせて、手を出したいけれど、我慢して、失敗するのを自分が後始末するつもりで、あえて、見ているのには、相当の能力と、責任が必要。

それをやるのが、介護屋のプロなのさ。

本人さんたる高齢者だって、価値観もあれば、人生もある。理想どおりの健康管理ばかりが出来るわけじゃない。その責任は、半分は本人さんが持つんだよ。だけどもう半分は介護屋が持つんだ。その認識で、介護屋は仕事しているんだ。

それが分からない物分りの良い介護屋、増えましたね。看護士の言う事なら、ほいほい聞いちゃう。
それじゃ、介護屋じゃない。プロじゃない。

私がその本人さんに対して、「この人は、認知に障害が出ているけれど、睡眠薬に関しては、飲む、飲まないの判断がまだ出来て、飲まなかったら、職員に申し出て、返すことが出来る人:」と判断した事が間違っている と言うのなら、それはそれで、私の判断ミスかもしれない。その点は、私は、間違いは正す用意がある。

その准看護士が言っているのは、そうじゃなくて、本人さんがどんな能力を持っているのか、見極める事をしないで、裁判に負けないように、家族から苦情が出ないように、とにかくこっちで全部管理すれば、訴えられない、と言う事だから、怒った。


だから、怒鳴りあった後で、その准看護士のばーさんに、「少し黙って聞いてください!」って言って、説明したよ。「介護のアプローチには様々な形がある。それを模索するのが、私達介護職のプロたる所以だ。だから、服薬確認は、飲み込むまでその場を離れずにじっと監視している事が正しい、それ以外は全部間違いだ と言う文句の言い方はおかしい」って。
「この人は、判断が出来ない人だから、渡したのはいけない」と言うなら、分かる。
「判断が出来ようが出来まいが、裁判にならないために、誤薬事故の報告書を書かないために、全員口の中に無理やり入れて、飲み込ませるのが正しいから、あんたの行動は駄目だ」と言うのはおかしい。

そしたら、その准看護士「はいはい。何でも良いわ。介護のアプローチはいろいろあるの。そうなの。はいはい。」と行ってしまった。

プロとしての自覚とノウハウを凄く傷つけられるよね。こういう事をされると。

看護と介護は違う
支援と介助も違う。
事故が起こらないように、何でも見張って、監視するのが施設の役目じゃない。

だから、在宅に、地域の返そうという介護職が居なくなっちゃうんだ。

相当怒ってます。私。

自立棟で

今日は、自立棟のリーダーでした。日勤です。まあ、その他、よろず連絡係のようなもんです。リーダーってそんなもん。

それはさておき。
ケア計画書ってあるんですよ。この方に、この施設に来てもらったからにはどんなサービスを望んでおられるかって事ですね。

認知症激しい人は自己表現できない人が多いので、職員や、ご家族が、一生懸命考えて、ケアマネージャーが作ります。

自立さんは、2種類居られて、完全に身体障害のみの方と、多少認知にも怪しいところが出始めた方。
あ、あと、いわゆる精神さん がなぜか居ますね。
老人性の精神さんですと、老人性鬱病とか病名が付くので、施設入所が出来る。


ある男性おふたりの話です。

Aさんは、気難しいです。障害者特有の自尊心が高い。身体は動かないところが多いんですよ。なので、リハビリのご注文がある。

Bさんは、脊椎損傷です。ほぼ下半身麻痺、不随です。

おふたりとも、いつも、ご自分の生活が出来ておられて、手が掛からない人かなあ?と思っていたら、身体が不具合なんだから、職員に手伝ってもらって、リハビリして、できれば立って歩いて、自宅に帰りたいんですね。

やっと最近気づいた。
自分からは申し出てこないし、自力で体操とかされて、それでよいのかな?と思ってたら、それは違うらしい。

で、今日は、リハビリ士に教えてもらったやり方で、完全じゃないだろうけれど、リハビリを提供しました。
聞くと、来る職員決まってて、来ない人は絶対に来ない と言っておられました。

男性利用者だし、身体も大きい(背が高い)ので、女性職員さんの筋力では難しい面もあるんだけど。

まあ、男の職員が入ったときにやれば良いかな?と思って、色々教えてもらって、(ご本人に)やってみました。

素人ですが、全然知らないわけではなくて、一応多少は経験的に知ってますから、何とかリハビリの補助的なものは出来ます。

これからは、その方達のリハビリもやって行きたいと思いましたわ。

色々ご自分がなった病について、教えてくれて、大変勉強になったし。

利用者と職員もしくは施設は対等な関係だからね。
必要なサービスは多すぎて、全部は出来ないけど、出来る限りやっていこうと持った。

Bさんは夢がある。
体についての夢です。
実現不能なことだろうと思うけど、本人が、小さな望みを掛けて取り組んでおられるなら、こちらもサービスは提供すべきでしょう。「どうせ、二度と立てない」のは、本人が一番よく知ってます。

片足、杖でよいから、何とかトイレまで行って、立位で用足しが出来るようになりたい と言う方もあってね。
無理そうなんだけど、リハビリすると、進行が遅くなる事は確実だから、一緒にがんばって行きたいなぁ。

連休2日目

独身男の休日なんて、まあ、余り面白いものではありません。

今朝は起きて、まず掃除洗濯。
これは休日のお約束です。流しの周りをぴかぴかに磨いてみたりしてね。やな男かもしれない。

それから、しょうがないから、食事をして、実は、このブログ、書いたの。仕事の話を。で、間違って、画面閉じちゃった。全部ぱーです。

何とか履歴の残っていないかと思って探したけど、閉じちゃったもんは、残っていません。保存してなかったんだよね。

それから家計簿を付けまして。。。。家計簿、つけません?みなさま?私はフリーソフトで付けてますけど。ごくたまに「使途不明金」が出るけど、パソコンって、計算機だったっけと言うのが、よく分かりますよね。一般的な家計簿ソフトって、日記だの、予定だの、ついてるでしょう?そこにシフトを入れています。通院予定とか。

それをつけて、気が済んで、買い物に行ってきたところです。
うちの冷蔵庫、空 というと、本当に何も無い。食べつくすまで買い物に行かないから。今日は、完成品が一品あって、それは朝食べた。それ以外は、ピーマンが5個しかない。
これでは幾らなんでも、今日、物が食べられないから、買い物です。

食料品もまあ買出ししてきたんだけど、ユニクロに行ったよ。
10点買って、8,400円ってどういう展開なんだろう?っていつも思うけど、洗濯の回数が半端じゃないんで、重宝しています。
痛んだ高級品を何年も着るんだったら、500円でよいから、毎年買い換えるクチなんで。。。

だって、汚れるし。前は私服だったから、掃除洗濯を仕事ですると、塩素系等の漂白剤が掛かったりして、あちこち白抜けしてしまう。今年残ってるTシャツ、「お、これは傷んでないし、綺麗ジャン」と思うと、白抜けしてる。
職場に通勤(車です)とか、職場で仕事するってのなら、少々良いが、今は制服の職場なので、私服を何枚も着替えるという訳に行かない。

しょうがないよねぇ。
新しく少々買ってきました。
Tシャツを8枚とソックスを2セット買って、嬉しそうに帰宅。
1枚1,500円なんて言う高いのは、買いません。
普通買うのは500円。高くて790円。
でも、ちょっと欲しかったんで、1,500円のも1枚買いました。
キース・へリングの顔のプリントされてる奴。
キースが、自分で顔を隠している と言うのが気に入って、ちょっと奮発して買いました。

キース・へリングなんて、職場には着ていけないけどね。なんか誤解されそう。
誤解するほど、みんな知識ないかもしれないけど。

ウェブカタログを見ると、キース・へリングは出てません。
緑色のほう、結構気に入ってます。黒い方は、デザイナーは女性らしいですよ。

迷惑メール

皆さんのパソコンには、来ます?迷惑メール?

私のパソコンのプロバイダアドレスには全く来ない。おそらくアトランダムに機械が作るアドレスでは、たどり着けないようなアドレスだからでしょうな。絶対に外の掲示板にとか、書きませんし。

フリーメールにはたまに来ます。
昔は、いわゆるウイルスメールっぽいのが多かった。中身見て無いから知らないが、英文の奴。

最近さ。迷惑メールが来てるみたいなんだよね。フリーメールのほうに。
フリーメールのアドレスだって、滅多に出しません。ましてや掲示板になんか書かないんだけどなぁ?

それでおかしいのは、男向けのメールばっかりなの。あきら って、男にしか居ませんかね?
女の人にも居るよねぇ?どっちだか良く分からないし、年齢の推測が付かないだろう と思って、私はあきら と言う名前を使っているんだけど。

どこから拾ったんだろうか。。。
謎だ。。。

 

今日、出勤したんで、女性職員さんに聞いてみました。

「Zさんって、女性職員さんのお尻、触るの?」って。

触るそうです。しかも、お気に入りの職員さんだとバストも触るそうです。どう触るかって、とても書けない爆裂な触り方をするらしい。

でもね。
Zさんは、「かわゆい」らしいです。この方は、認知に障害はないんで、まあ、職員相手なら、ぎりぎりセーフのところを上手にやってる感じですね。

同じフロアの中の利用者さんが、違う角度から見ると全然違う人に見える。
つまり、人間って、一つの方向からだけ見ても駄目なんだな と言う事でしょうね。

スケベじゃないほうの真面目な話は続きに書きます。スケベは、これでおしまいです。

 

 

思い出すこともある

今日は三助でした。今の若い方、ご存知でしょうか?三助?昔の銭湯の番頭さんですネ。背中流してくれるんです。

入浴介助の日に、利用者さんから「今日は何の仕事?」等と聞かれたり、入浴介助中におしゃべりしたりする時は、「今日は、私は三助です」と言うと、大抵通じます。少々認知症が在る人でも通じますね。

それで三助をやっていたのですが、今日は、ある認知症の進んでしまった方が入浴の日でした。
普通、他人に衣服を脱がされると言うのは、恐怖感を伴うものでしょう?認知に障害がなくて、身体的に難しいところがある方には、「こうして、あーして」と言われるままに、お手伝いをすれば良い訳ですが、認知に障害があると、我々三助が暴漢となってしまいます。

これは、お手洗いも同じ。

で、その方をお風呂に入れる時には一苦労なんですよ。いつも。衣服を脱いでもらうのに、まず大暴れ。当たり前だけど。それから、お湯を掛けて洗うのに、一苦労。水をぶっ掛けられた様に感じるようです。勿論ぶっ掛けてなんかいませんです。お風呂に入っているのだ、とか、この人は(私の事ですよ)手伝いの三助だ とか思える神経が繋がっていないから、偉い事になるのです。

それがね。
今日は、彼の調子(あ。男性ですが。その方は)が良くて、私の調子とぴたりと合ったんだろうね。
全然暴れなくて、素直に衣服を脱いでくれまして、そのまま素直にお風呂場へ。

困るのは、この方、ご家庭での記憶があるのでしょう。入ったとなると、いきなり風呂桶に直行。で、出てこない。出てもらうには、体を抱えないと駄目ですから(足が立たないんじゃなくて、認知が無いから、出る意味が分からない。)またまた大暴れ。

危ないし。

今日は、うまくとにかく椅子に座ってもらうことが出来まして、少しずつお湯を掛けて、後はドンドン頭から洗ってね。それも、「目をつぶってください。」しか私は言わないんだけど。
頭を洗って、顔を洗って、タオルで拭いて、「背中流すよ」と言ったら、なんと、「お願いします」だって!ちょっとびっくり!

ところが、背中を椅子の背もたれから離すと言う事が認知できないんだな。あれこれやってるうちに、ふと背中が浮いたので、「○○さん!うまい、凄い!」等ととにかく褒めちぎっていたら、なんだかタオルを持って洗い出したんですよ。結構上手い。

勿論、遠い記憶の中の行動を繰り返しているだけなので、厳密には洗えていませんが、それでも、結構洗えている。

こういう時って嬉しいですよね。

それで考えて、機械浴槽に入ってもらいました。足の立つ方だし、徘徊が凄くて、でも転倒する危険が少ない人なので、名簿上は一般浴。
一般浴で良いのだけれど、ほら。出てこないでしょう?出てこないのはいいんだけど、出てもらうのに認知してもらえないので、折角気持ちよくお風呂に入れたのに、最後に大暴れになっちゃうかも知れない。

機械浴槽って、風呂場用の車椅子に座ってもらって、箱の中に入ってもらってからドアを閉めて、後からお湯を張るタイプです。昔のてんぷらリフトではありません。

と言う事は。。。。。
出ない と言う事が無い訳よ。それから、周囲を囲まれているので、髭をそったり、耳掃除をしたりしても、暴れまわる事が無い。
その方、髭剃り、耳掃除事体はお好きなんです。うっとりとしておられる。
そうなんだけど、かみそりを持って行ったり、綿棒を持って行ったりすると、それが大好きな髭剃りだとか、耳掃除だとかを理解できない為に、大暴れの時が多い。

今日はそーっと彼がうっとりとお風呂に浸かっている時に、「髭剃るよー」とシェービングクリームをつけてみた。静かです。「上向いて」と言うと、上を向いてくれる。すんなり剃れました。
今度は耳掃除。
ちょっと抵抗したんだけど、用心して綿棒にしたら(綿棒、汚れが取れないから、私自身はケアに使うのは嫌いだけど、そんな事は言っていられないので)なんとかなった。

大笑いしたのは、片方の耳が終って、「反対ねー」と言うと、聞こえたのかどうか、理解したのかどうか分かりませんけど、反対の耳を傾けてくれる。

そのまま、浴用車椅子を機械浴槽から引き出して「立って良いですよー」で、素直に風呂場から出て行きました。

こんな事は滅多にありません。奇跡といっても良いかも知れないくらい稀です。
でも、人間って、ちゃんと記憶しているんだよね。
凄いよね。

盗癖なんだろうか?の続き

あちこちで、色々な人に話を聞くとね。色々な話が出るわけです。納得できる話も、はぁ?と思うような話もある。

オーさんが、他人の衣類をあたかも自分の持ち物かの様に平然と着ている と言う事があってね。これは、バーチャルリアリティだろうか と思っていたら、オーさんの行動が?だった と書いた。数日前。

どうも「隠すような」行動がある。
これ、認知に障害が出て、バーチャルリアリティの現実として(つまり、オーさんにとっては、真実。実際の現実では嘘、もしくは、間違い ね)オーさんが他人の衣服を盗んで着ていると言うのとは、少々違う???と思ったのが始まり。

だってさ。
他人の持ち物に限って、名札を毟り取ったり、そそのかして、鍵の掛かっているたんすを開けさせたり、自分のたんすの鍵を開けさせて、盗んだものを下の方に隠したり って行動は、「やましい」からするんじゃないか?と思ったんだよね。

「やましい」と思っているなら、ある程度行動障害改善のアプローチも出来るんじゃないか?って思って、まずは徹底的にオーさんの私物の把握をすることをして(写真に撮ってリスト化するとか)、徹底的に、盗めない状況を造ってみようと思った。

その上で、今度は、オーさんにアプローチがしてみたいんだ。私はね。「これは、オーさんのお洋服のリストです。これに載っていないものは、職員が間違えて、オーさんのところに配ってしまったものなので、大変失礼な事をしました。返してください」とやる。

素直に返すかどうか。

素直に返す事が分かったら、今度は、「これは、オーさんのお洋服ではありません。このリストに載っていないからです。ですから、人のものを盗んでくるのは、いけないことですから、お返し下さい」とやる。

これで私が求めている事は、オーさんに罪悪感を持って、改心してもらう事じゃない。
オーさんは認知に障害がある事は間違いない。
だから、認知に障害があって、かつ、行動障害として盗癖がある。

認知に障害が進んでしまっていて、行動アプローチが無駄な人もある。そういう人の場合には、ターゲット(食べ物とかね。中には目に付くものは何でも飲んだり食べたりする人もあって、それが洗剤だろうが、消毒液だろうが、ゴキブリ駆除剤だろうが、掴んだら、口に入れて飲み込むまで絶対に離さないという人もあります。制止される事へのプライドしか残っていないんだろうと思う。)を遠ざけるしかないだろうと思う。

オーさんは、そこまで行ってないんだ。
日常的な生活を、ぱっと見ただけでは、認知に障害があるとは思えない。良く行動を見ていると、話を聞いていると、別にプロじゃなくても、認知に障害があるんじゃないか?と言う事が察せられると言う程度の方です。

オーさんの地域生活、家庭生活を阻んでいる問題行動 は、まさに、盗癖だ。
実に様々な困ったことが起きたのだろうと想像が付く。
ほとほと困った家族が、「クチが達者で、悪い事をしても妙な理屈で抗弁して、自分が正しいと主張して止まないボケた親」を持て余し、どこでもいいから、放り込んでおけるところ を探して、転々とさせているのも、家族なら仕方のないことで、理解できる。

だからさ。

私ら、プロなんだから、「オーさんが盗んだら、オーさんに気づかれないように、そっと元に戻しておく。オーさんの自尊心を傷つけないように、オーさんには、その事は言わない。オーさんは、盗んだ事で満足するのか、盗んだ物を元に戻しても、ぎゃーぎゃーは言わないから、それで、実害はない」だけじゃねぇ?

前の施設ではそうやっていたようです。
勿論いろんなことをやったんでしょう。無理だったんでしょう。簡単に行動障害が改善したら、プロは要らない。

「オーさんの持ち物にはお名前が書いてあります。これは、オーさんのお名前が書いてないので、オーさんのものではありません。」と説明すると、様々な屁理屈で、対抗する。納得しない。不穏になる。

つまり、オーさんは、「これにはオーさんの名前が書いてないので、オーさんが、間違えている。オーさんが盗んだのです。」と言われている様に感じると(実際、盗んだんだけどね)拒絶する。

だったら、別のアプローチをしてみようという訳ですわ。
「このリストに載っているものがオーさんの物ですね。」と言う納得をしてくれる方法を考える。写真に撮るのは、その一つです。
「これに載っていないものは、職員が間違えたので、オーさんにご迷惑を掛けました。」と謝るんだ。職員が。プロなんだから、心から申し訳ないという様子で、毎回丁重に謝罪する。

これで、もし、オーさんが、自尊心を満足させて、素直に返すなら、一つ前進だ。

「リストに載っていないものは、オーさんの物ではない」と言う事を定着させられたとして、その次は、「載ってないものを着ているのは、間違っていますよ。勘違いしたんですネ。誰でもあることですから、私が戻しておきましょう。」とやってみる。

これが通用するかどうか。

そんな事を、私は考えていて、上司に相談したんだけど、上司は看護士なんだよ。全然わからん。まして、行動障害改善アプローチなんか出来ない。と言うよりも、理解できない。知らない。

「介護さん同士で話し合ってなんとか」と言われたんで、あちこち根回ししたんだ。

「写真に撮って、オーさんの物を職員が把握する。リストに載ってないものは、オーさんの物ではないので、とにかく引き上げる。」「徹底的に鍵を掛ける」と言う事は、みなさん、「分かりやすいから、良いと思う。」と言ってくれる。

行動障害アプローチについては、異論続出だね。

面白い事を言って、大反対している職員さんがいて、その職員さんは、今、オーさんのターゲットになっていて、盗まれ放題になっている利用者の担当さんです。彼は、大反対でした。
「写真なんかに撮って見せても、絶対に納得しないし、部屋を替えれば良いと思う。」と言う意見でした。ターゲットになっている人と別の部屋にすれば、盗まない と言うわけです。

いや。ターゲットは次々変わるから、永遠に部屋換えしてなくちゃいけない。そうなると、それはそれで、オーさんに困った影響が出る。環境がころころ変わるような事は、認知症の人にとって、絶対に悪い影響しか出ない。

そういうニュアンスの事をちょっと言ったら、「個室にすれば良いと思います。」と言う。
「個室にすれば、人との接触は減るし、他人の部屋に入ったら分かるし、職員が知らない部屋の中で盗り放題と言う事は起こらない」と言う。

まあ、それも、一つのアプローチでしょうね。
でも、それは、「もう絶対に二度と社会復帰、家庭生活が出来ない程認知に障害が進んでしまった人」へのアプローチだろうと、私は思う。
オーさんは、まだそこまでは行っていない。
家庭生活、社会生活への復帰の道を考えるなら、今しかない。

盗んだら、そっと戻すでは、認知の障害は進む事はあっても、止まらない と私は思ってる。だから、オーさんには、そういうアプローチはまだしたくない。

考えたら、そのターゲットになっている利用者さんの担当の職員さんは、特別養護老人ホームばっかりやってきた人なんだ。そういう価値観の違いもあるよね。施設内で穏やかに生活できればいい と言う考え方。

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精神科受診


私のじゃなくて、利用者のです。

最近自立棟で、おかしな現象が起こってる。
入所してきた、普通の女性が、何時の間にか何となく変です。
それから、春先になると季節的なもので乱暴になる と言う男性が、今日、明日にも、追い出されて、精神病院に入院させられるそうです。

前にも書いたけど。精神科。

身体的な症状や、不安の訴えが、尋常では考えられないほど頻繁になった女性の方はね。入所してしばらくした時、いわゆる不安症状があったので、当施設の医師が診察して、必要だと判断したので、「本人には内緒で、精神薬を飲ませる」事になり、家族にも了承を得ました。

医師が診察して判断した事だから、勿論正しい医療行為だと思います。
その方は、入所された時から、少々不思議な言動があった。だから、精神薬を少量使う事は、方法の一つだろうと思う。

方や、春先になると目つきが変わって乱暴になる男性は、精神薬を処方してません。症状がひどくなるまで毎年家族は何も出来なくて、仕方なくえ、春になると、精神科に無理に入院させていたらしいです。

もう、本当に難しいよね。
精神科に対する不信とか、敷居の高さが、結果としてこういう事になる。

ご本人に「内緒で飲ませる」と言うのは、実は、効きません。
これ、なんだか、知らないが、本当です。
医学的には根拠が無いかもしれないけれど、なぜか効かない。

「内緒で飲ませる」のは、「本人が、精神薬が必要な状態なのに、精神薬だと言うと、飲まないから、嘘をついてでも飲ませないと、ますます病状(精神疾患は病ですから。性格が悪い訳では無いから)が悪化するので、どうしようもなく、仕方ない方法として、やらざるを得ない事がしばしば精神科現場ではある」からです。

医師の診察も、暴れる家族を春になると入院させる家族も、正しいと思います。

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